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下水道施設におけるコンクリート構造物の多くは、硫化水素に起因した硫酸による腐食・劣化問題が発生しており、各自治体はそれらの対策に迫られています。しかしながら腐食した管路施設の布設替えには周辺環境への配慮と多くの費用が必要となります。このような問題を解決するため、コンクリート躯体に塗布することで既設構造物を蘇らせる防食工法「エコロガード工法」と、さらに耐荷性能、耐久性能、耐震性能等を有するマンホール更生工法「エコロガード工法ハイブリット」が開発されました。
平成22年1月に開発に着手した防食工法「エコロガード工法」は、東京都下水道局との共同研究による試行工事を経て、平成24年4月に技術管理員会において防食工法規格D種の実用化技術としての承認を受けました。平成31年4月には同委員会においてC種についても承認を受け、現在は管路施設、処理施設等において本格的な実施が行われております。さらに、令和3年3月に(公財)日本下水道新技術機構において日本下水道事業団の防食技術マニュアルの塗布型ライニング工法C種、D種の品質規格に適合が技術審査証明にて承認されました。
また、並行して老朽化マンホールの更生工法「エコロガード工法ハイブリット」の開発にも着手しており、平成26年3月に(公財)日本下水道新技術機構において、「下水道複合マンホール更生工法」の技術審査証明の認証を受けました。
本工法についても、全国で多くの自治体で採用されております。
「エコロガード工法協会」は、このように様々な現場の状況(施工環境、施工規模、要求性能、施工条件等)に適用可能な技術を提供し、下水道施設の長寿命化と良好な維持管理に寄与することを目的して平成24年9月に設立され以来、広く活動を続けております。